
ニキビが治ったと思ったら肌がクレーターのように凸凹になって跡が残ってしまった、という方は多いものです。できてしまったクレーターは治すことが難しく、自力で元のきれいな肌に戻すことは困難です。そこで本記事では、ニキビ跡がクレーターになる原因、クレーターの治療方法について解説します。
ニキビ跡がクレーターになる原因

ニキビになった部分は、すべてがクレーターのように後々まで残るものではありません。ニキビが皮膚組織の深くの真皮層まで炎症が起こって重症化した場合、真皮層が破壊されてしまうことで、クレーターのように凸凹の跡が残ってしまいます。これがニキビ跡がクレーターになる原因です。
クレーターになったニキビ跡は自力で治せる?
ニキビ跡がクレーターになると目立ちやすく、メイクでも隠しきれないことも多いため、できれば自力で治したいと考える方は多いでしょう。
しかし、クレーターは真皮層が破壊された状態であるため、自然治癒は期待できず、セルフケアで治すことはほぼ不可能です。クレーターをきれいに治すには、クリニックでの治療がおすすめです。
クレーター治療は美容皮膚科がおすすめ

クレーターになったニキビ跡をきれいに治療するには、美容皮膚科がおすすめです。美容皮膚科では、さまざまな方法のクレーター治療が受けられます。クレーターと一口に言っても、深さや形状などによってタイプが異なりますが、美容皮膚科であれば一人ひとりのクレーターの状態に合わせた最適な治療を受けられるでしょう。
美容皮膚科で受けられるニキビ跡のクレーターの治療方法

美容皮膚科では、どのような治療方法でクレーターになったニキビ跡を改善できるのでしょうか。主な治療方法について解説します。
レーザー治療
ニキビ跡のクレーターを治療する方法の一つが、レーザー治療です。クレーター治療の場合、フラクショナルレーザーを使用します。
フラクショナルレーザーとは、点状のレーザーを照射して肌に微細な穴を開け、皮膚の再生を促進する方法です。凸凹になったクレーターにフラクショナルレーザーを照射すると、その部分のターンオーバーが促進されて皮膚細胞が活性化し、新しい皮膚ができるのでクレーター改善効果が期待できます。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射とは、文字通りヒアルロン酸製剤を直接クレーターに注入する方法です。ヒアルロン酸をクレーターに注入すると、肌がふっくらとしてクレーターが目立たなくなります。
しかし、ヒアルロン酸は元々体内に存在する成分なので、注入後徐々に吸収されてしまいます。そのため、ヒアルロン酸注入の効果は一時的で持続性はありません。
ダーマペン
ダーマペンとは、マイクロニードルという超極細の針で肌に微細な穴を開けて、皮膚の自然治癒力を高める方法です。ダーマペンの施術を受けた部分はコラーゲンやエラスチンの生成が促進され、クレーターの改善が期待できます。
ポテンツァ
ポテンツァはダーマペンと同様マイクロニードルを使う施術ですが、マイクロニードルから高周波を照射する点が大きな違いです。さらに、針を抜く際に薬剤を真皮層まで均一に届けるドラッグデリバリーシステムを搭載しているのも特徴で、薬剤との併用でより高いクレーター改善効果が期待できます。
サブシジョン
サブシジョンもダーマペンやポテンツァと同様に針を使う方法ですが、医療用の針でクレーターの硬くなった組織をほぐす方法です。凸凹になったクレーターの下に針を刺し、癒着している表皮と筋膜を剥がすことによって、クレーターを改善します。
肌再生治療
クレーターの最新治療として登場しているのが、肌再生治療です。コラーゲンやエラスチン生成に関わる線維芽細胞を増やすために、自分自身の線維芽細胞を培養して移植する方法です。
移植した線維芽細胞が細胞分裂を繰り返してコラーゲンやエラスチンが生成されることで、肌が持つ本来の状態に戻してクレーター完治に導きます。即効性はないものの、徐々に肌の状態が改善されます。比較的持続性は高く、数年間維持できますが、きれいな状態を保ちたい場合は追加注入を行います。
クレーターになったニキビ跡の治療は美容皮膚科で

ニキビ跡がクレーターになって残ってしまった場合、セルフケアできれいな状態に改善することは難しいと言っていいでしょう。目立つクレーターを改善するには、美容皮膚科で専門的な治療を受けてみましょう。SERA BEAUTY CLINICでは、クレーター改善に効果的なさまざまな治療方法を行っています。クレーターでお悩みの方は、一度SERA BEAUTY CLINICで治療についてご相談ください。