日々多忙で疲れを回復する余裕がないと疲れが溜まっていく一方で、さまざまな症状が現れて体調に悪影響を及ぼす可能性があります。そのような疲労が原因の体調不良を改善するための方法の一つが、疲労回復点滴です。本記事では、疲労回復点滴の種類や成分、期待できる効果やメリットなどを解説します。

疲労回復点滴とは

疲労回復点滴とは、仕事やスポーツ、ストレスなどからくる肉体疲労や倦怠感など、疲労が原因のさまざまな症状の解消を目的とした点滴です。なかなか疲れが取れず体調が芳しくないという方でも、疲労回復に効果が期待できる成分が含まれた点滴を体内に注入できるので、疲労回復効果をすぐに感じやすい方法です。

疲労回復点滴の副作用は、まれに頭痛や下痢、アレルギー反応が出ることがある程度で、基本的にはほぼありません。

疲労回復点滴の種類と含まれている成分

疲労回復点滴にはさまざまな種類があり、含まれている成分も異なります。

疲労回復点滴として代表的なものといえば、にんにく点滴です。疲労回復を目的として注射で注入されることもあるにんにく点滴ですが、実際ににんにくが含まれているのではありません。にんにく点滴は、にんにくに含まれるビタミンB1が主成分となっていることからこのような名称で呼ばれています。

ビタミンB1は疲労の原因となる乳酸の代謝に関わっているので、この栄養素を補って乳酸を除去することにより、疲労を軽減する効果が期待できます。

にんにく点滴以外には、疲労回復に良い成分が含まれている点滴を「疲労回復点滴」と呼んでいることがあります。疲労回復点滴に含まれることが多い成分には、にんにく点滴と同じビタミンB1以外に筋肉疲労に効果が期待できるアミノ酸やグリチルリチン酸、疲労感軽減効果が期待できるグルタチオンなどがあります。

また、成長因子や抗炎症因子が含まれ疲労回復効果が望める幹細胞培養液上清（エクソソーム）はアンチエイジングや再生医療に用いられているものですが、活性酸素除去効果などが期待できることから、疲労回復点滴としても用いられています。

疲労回復点滴を受けるメリット

即効性が高い

疲労回復点滴に含まれる成分は食品から摂取できる栄養素も多いですが、食品に含まれる栄養素は、食べてもそのまま体内に取り込めるわけではありません。一方、疲労回復点滴は疲労回復に効果的な成分を直接注入できるので即効性が高く、薬剤の効果をより実感しやすいメリットがあります。

免疫機能アップや美容効果も期待できる

疲労回復点滴に含まれているビタミンB群やアミノ酸、グリチルリチン酸は、免疫機能アップ効果が期待できるといわれます。そのため、疲労回復点滴を受けることで抵抗力を高めることで、風邪などの感染症予防効果が望めるでしょう。

疲労回復点滴は、疲労を回復させる過程で代謝を促進させる働きがあります。美肌には正常なターンオーバーが必要といわれますが、代謝が促進されるということは肌のターンオーバーも正常に働くので、肌荒れを予防してくすみを予防できるなど、美容面での効果も期待できるのも疲労回復点滴のメリットの一つです。

疲労回復点滴についてよくある質問

疲労回復点滴の持続期間は？

疲労回復点滴を受けてから効果が持続する期間は個人差がありますが、およそ3日〜1週間程度といわれます。点滴の効果は長くは続かないので、効果を持続させたい場合は定期的に点滴を受ける必要があります。

疲労回復点滴を受ける頻度は？

疲労回復点滴は、疲れを感じているとき、疲れがなかなか取れないときなどに受けられます。強い疲労感を感じている場合は1日1回を連続して投与することも可能ですが、点滴を受けるクリニックで医師に判断してもらいましょう。

安定した疲労回復効果を得たい場合は、1〜2週間に1度のペースで定期的に受けるのがおすすめです。

疲労回復点滴は保険適用になる？

保険診療となるのは、ケガや病気などの治療や検査に関わる場合のみです。疲労回復を目的とした疲労回復点滴はほとんどが自由診療となるため、健康保険は適用外です。全額自己負担となる点に注意しましょう。

SERA BEAUTY CLINICで受けられる疲労回復点滴を体調管理に役立てましょう

疲労回復点滴は、日頃の疲れが溜まってなかなか体調が回復しないとき、倦怠感が続くときなどに受けてみると、高い疲労回復効果が期待できます。点滴なのでクリニックでしか受けられませんが、疲労が取れずにお悩みの方は、疲労回復点滴を受けてみてはいかがでしょうか。SERA BEAUTY CLINICでも、疲労回復点滴を行っています。疲労が原因で体調がすぐれない方は、疲労回復点滴を体調管理に役立ててみましょう。