美容内服とは、美容皮膚科や美容クリニックで処方される内服薬のことで、医師の診察のもと肌トラブルに合わせて処方されます。美容内服は、複数の薬剤を組み合わせて処方されることが多いですが、よく処方される薬剤のひとつとして「ユベラ錠」があります。
このユベラ錠ですが、実際にどんな薬なのか、ご存じの方は意外と少ないのではないでしょうか。美容に良いとされているユベラ錠について、ここでは薬の効果を初めとして処方してもらうにはどうすれば良いのか解説していきたいと思います。

ユベラ錠とは？

ユベラとは、一般名で「トコフェロール酢酸エステル」と言い、ビタミンE（トコフェロール）を有効成分とする薬剤です。ビタミンは身体の調子を整えるために必要な成分であり、大きく分けて水溶性と脂溶性に分かれます。ユベラ錠の成分であるビタミンEは、脂溶性ビタミンであり、油に溶けやすい性質を持ちます。

ユベラ錠の臨床効果

ユベラには以下のような効果があり、臨床でも使われている薬剤です。

・血行促進効果

血液の流れをスムーズにし血行を促進することで、循環障害の改善を行う。使用例としては、しもやけなどの治療で使用されることがあります。

・抗酸化作用

強い抗酸化作用を持つため、体内で発生する過酸化脂質を抑制し血管の老化を予防する。

・ビタミンE欠乏症

ビタミンEが欠乏している方に対して、内服治療として用いられます。

ユベラ錠で期待できる効果について

ユベラには美容における効果もさまざまあります。

・抗酸化作用

肌は酸化することによってシミやシワなどの老化現象が起こります。ユベラの抗酸化作用によって肌の酸化を抑え、若々しい肌を保つことができます。

・シミや肝斑の改善

肌の酸化を抑え、ターンオーバーを促進することでメラニン色素の排出を促したり、色素沈着を予防します。メラニン色素の生成を抑制する効果ではなく、主にメラニン色素の排出を促す効果であることが特徴です。

・ターンオーバーの促進

血行促進効果によって、肌の新陳代謝を促しターンオーバーを促進します。

ユベラ錠を処方してもらうには

美肌や美容目的でのユベラ錠処方は、保険適用外になるため保険証などの提出は要りません。しかし、「医療用医薬品」に指定されているため、ドラッグストアなどでは購入できないため美容クリニックやオンラインでの処方になります。

そのため、ユベラ錠を処方してもらう方法としては「美容クリニックで処方」がおすすめです。医師の診察の上で相談しながら処方してもらえることと、薬剤の服用における効果や注意点の説明をじっくり受けることができることがメリットです。

ユベラ錠を服用する際の注意点

基本的には、ユベラ錠は大きな副作用は少なく、安全な薬剤です。ただし、脂溶性ビタミンが主成分であるため過剰摂取による副作用のリスクはあります。

医師の相談を受けた上で、適切な用量・用法を守ったうえで内服しましょう。

まとめ

今回は、「ユベラ錠を処方してもらう方法」やユベラ錠の効果や注意点についても解説していきました。ユベラ錠とは、トコフェロール酢酸エステルというビタミンE製剤のことで、脂溶性のビタミンになります。効果としては、血行促進作用や抗酸化作用があり、美肌治療として用いられます。美容における主な効果は、過酸化脂質の抑制やターンオーバーの改善によるアンチエイジング効果があります。気になる方はぜひ一度医師の相談を受けることがおすすめです。

SERA BEAUTY CLINICでは、カウンセリングにてお悩みに沿った必要な施術を提案しております。自分に合った治療を知りたい方や、お悩みの方はまずはぜひ一度ご相談ください。