顔の肌がクレーターのように凸凹になってしまった「クレーター肌」は、メイクをしても凹みを隠しにくく、目立ってしまうものです。顔にできたクレーターは、どのように治療すれば改善できるのでしょうか。本記事では、クレーター肌になる原因やクレーターの種類、クリニックで受けられる治療方法について解説します。

クレーター肌とはどのような状態?

クレーター肌とは、文字通り肌がクレーターのように凹んだ状態を指します。なぜ肌がクレーターのようになってしまうのでしょうか。まずは原因とクレーターの種類を解説します。

クレーター肌になる原因

クレーター肌の主な原因は、ニキビによる炎症です。炎症が起こったニキビを放置して重症化したり、ニキビをつぶしてしまったりすると、ニキビの原因菌であるアクネ菌が皮膚組織を破壊してしまいます。

さらに症状が進行すると真皮層まで破壊が進み、毛穴の周囲の肌が凹んでしまうことが、クレーター肌の原因です。

クレーターの種類

肌にできるクレーターは、主に以下の3種類に分けられます。

  • アイスピック型:小さく細かい穴ですが、皮膚の深い部分まで凹みが達しており、クレーター肌の中で最も重いタイプです。
  • ローリング型:直径4~5mm程度で比較的緩やかに凹んでいるのが特徴です。波状に凹んでいるため、肌のなめらかさが失われがちです。
  • ボックス型:はっきりとした円形や楕円形のクレーターです。サイズは大小さまざまで、最も多く見られるクレーターです。

クレーター肌の治療には、これらの種類を見極めた上で最適な治療方法を選ぶ必要があります。

クレーター肌を治療する方法

クレーター肌を治療するには、美容皮膚科で施術を受けるのがおすすめです。美容皮膚科では肌再生医療などの最新治療のほか、以下に挙げる方法でクレーター肌の治療が可能です。

ダーマペン

ダーマペンとは、専用のマシンを使って超極細の針で肌の真皮層まで穴を開け、肌の自然治癒力を高める方法です。超極細針によって肌にできた傷を修復するためにコラーゲンやエラスチン生成が促進され、クレーター肌改善効果が期待できます。

さらに薬剤を組み合わせることによって、さまざまな肌トラブルにも対応可能です。

ポテンツァ

近年美容皮膚科で注目されているのが、ポテンツァです。こちらも超極細針を使用しますが、ポテンツァではさらに高周波を照射する点がダーマペンと異なる点です。

超極細針で肌にごく小さな穴を開け、針先から高周波を照射して熱エネルギーを加えることで、重度のクレーターの改善効果が期待できます。

レーザー治療

レーザー治療は、クレーター治療で一般的な方法の一つです。CO2レーザーやフラクショナルレーザーなどの種類があり、いずれも肌にレーザーを照射して皮膚組織を改善します。

サブシジョン

サブシジョンとは、クレーターの組織を医療用の専用針で切って凹みを持ち上げて改善する方法です。凸凹が目立つクレーターや深いクレーターに適しています。レーザー治療など、他の方法と併用して行うこともあります。

ピーリング

ピーリングは、専用の薬剤を肌に塗布して古い角質を除去し、ターンオーバーを整えることでクレーター改善を促す方法です。浅い軽度のクレーターには効果が期待できますが、深く凸凹が目立つクレーターには適していません。

クレーター肌治療に関するQ&A

クレーター肌を治療するにはクリニックへ足を運ぶ必要がありますが、その前にありがちなよくある質問について解説します。

Qクレーター肌を治すまでどの程度の期間がかかる?
Aクレーター肌を治すまでの期間は、治療方法やクレーターの状態によって大きく異なります。軽度であっても、美容皮膚科での治療を複数回受けることで効果が実感できるので、深く凹んだクレーターの場合は、1年程度かかると見ていいでしょう。
Qクレーター肌は自力で治せる?
Aクレーター肌改善のためのセルフケアとして毎日のスキンケア方法などがインターネット上で見受けられます。しかし、ニキビが原因でできたクレーターは自然治癒が難しい真皮層まで凹みが及んでいることから、自力で治すことは困難です。
目立つクレーターや深いクレーターを改善するには、クリニックで専門的な治療を受けることをおすすめします。

気になるクレーター肌はクリニックの治療で改善しましょう

クレーター肌をしっかり治すには、クリニックで専門的な治療を受けるのが最適です。SERA BEAUTY CLINICでは、気になるクレーター肌を治療できるさまざまな方法を用意しています。美容皮膚科の専門医に相談しながら、肌に合った治療でクレーターを改善しましょう。