重度や難治性のニキビ治療に用いられるイソトレチノインは、一人ひとり内服する量や内服期間が異なることがあります。イソトレチノインの内服量は、どのように決められるのでしょうか。本記事では、イソトレチノインの内服量の目安や服用例などを解説します。

イソトレチノインとは

イソトレチノインとは、重度のニキビ、治りにくいニキビを治療する目的で使用される、ビタミンA誘導体の内服薬です。

イソトレチノインは、日本では厚生労働省未承認の薬です。しかしアメリカFDA(米国食品医薬品局)ではニキビ治療薬として承認され、世界各国でもニキビ治療に用いられているので、安全性は証明されています。

市販薬としては販売されていない薬であるため、自由診療が受けられるクリニックで処方してもらう必要があります。

イソトレチノインの効果と副作用

イソトレチノインには、ニキビの原因となる皮脂の分泌を抑制する効果とともに皮脂の詰まりの抑制や抗炎症作用などがあり、これらの効果によって難治性ニキビの改善効果が期待できます。

また、決められた量を決められた期間内服することによって、内服期間が終了した後もニキビの再発リスクを低減させる効果が望めます。

イソトレチノインの内服量の目安

イソトレチノインは、ニキビを改善するために必要な内服量の目安があります。

体重1kgあたりの積算量は120mg以上

イソトレチノインの内服量は体重に合わせて決められており、治療期間全体の積算量が体重1kgあたり120mg以上が目安です。この量を守って内服することにより、ニキビの再発リスク低減が期待できます。

イソトレチノインを処方する際は、一人ひとりの体重に合わせた積算量で内服する量が決まります。よって、体重が重ければその分内服するべきイソトレチノインの量も増えます。

必要な積算量が多い場合でも1日あたりの内服量を増やすと治療期間を短縮できますが、副作用が強く出る場合があります。

目標積算量に合わせて6~12ヶ月間服用

体重から算出した必要となるイソトレチノインの目標積算量に合わせて、毎日同じ量のイソトレチノインを6〜12ヶ月間服用します。

服用期間や1回あたりの服用量は、ひとりひとりの体重や副作用などに合わせて医師が調整するため、すべての人が同じ量を内服するわけではありません。

体重50kgの人の服用例

イソトレチノインの内服量の基本は、体重を元に計算します。

体重50kgの人を例に単純計算すると、50✕120mg=6000mgが、ニキビ治療に必要となるイソトレチノインの量です。この積算量を目指し、6〜12ヶ月かけてイソトレチノインを毎日服用していきます。

イソトレチノインの内服量が多すぎる・少なすぎるとどうなる?

ニキビ治療のためのイソトレチノイン内服は、積算量が大きなポイントとなります。では、内服量が多すぎる、または少なすぎるとどのような影響があるのでしょうか。

積算量が少ない場合

イソトレチノインの積算量が少ない場合は、軽度のニキビ治療に効果が期待できますが、重度のニキビ治療には不十分な量といえるため、治療期間が長引くことがあります。

積算量が多い場合

イソトレチノインは、多く服用すればその分ニキビ治療を早く進められると思われがちですが、その分副作用のリスクが高まります。特に、イソトレチノインの副作用で多くみられる皮膚の乾燥が強く出る可能性があります。

イソトレチノインでのニキビ治療はクリニックへ相談を

イソトレチノインでニキビ治療を行うには、内服や積算量が重要です。個人輸入でイソトレチノインを購入できることもありますが、すべて自己判断となるため正しく服用できないなどのリスクが高くなります。そのため、イソトレチノインはクリニックで処方してもらうべきです。

SERA BEAUTY CLINICでは、ニキビ治療としてイソトレチノインの処方を行っています。美容皮膚科の専門医の元で治療を進められるので、なかなか治らないニキビの治療を検討されている方は、ぜひSERA BEAUTY CLINICへお越しください。

イソトレチノインの服用についてよくある質問

ニキビ治療でイソトレチノインの服用を検討されている方から寄せられることが多い質問と回答を、以下でご紹介します。

イソトレチノインの内服量を増やすと治療期間を短縮できますか?

積算量を考慮すると、内服量を減らせば計算上治療期間の短縮は可能です。ただし、一度の内服量が増えることから、副作用が強く出ることがある点に注意しましょう。

イソトレチノインは空腹時に飲んでも問題ありませんか?

空腹時に服用して問題はありませんが、イソトレチノインは脂溶性のため、食事の脂肪分と一緒に服用できる食後よりも吸収率が悪くなります。

イソトレチノインの効果をより発揮させるには、効率よく吸収するためにも食後の服用がおすすめです。

イソトレチノインは内服量を正しく守って服用しましょう

イソトレチノインは、体重に合わせて積算量を計算した上で、医師が指示した服用期間で決められた服用量を守って継続することで、効果を発揮する薬です。イソトレチノインを服用する際は、クリニックで医師に指示された内服量を守り、効果的なニキビ治療を進めましょう。