マイクロニードルという治療法として、ポテンツァとダーマペンが近年注目を浴びています。この2種類の方法はどのような違いがあるのでしょうか。本記事では、ポテンツァとダーマペンの違いと特徴、選択する際に知っておきたいポイントを解説します。

ポテンツァとダーマペンとは

ポテンツァとダーマペンは、一見似たような治療法のように思われがちですが、治療法そのものをはじめとして、期待できる効果やダウンタイムの期間など、違いが多くあります。

ポテンツァとは

ポテンツァとは、高周波を組み合わせたマイクロニードルと専用チップを使った治療法です。チップを使い分けることでさまざまな治療に対応しており、高周波を照射することで幅広い肌トラブルの改善効果が期待できます。

ダーマペンとは

ダーマペンもポテンツァと同様にマイクロニードルを使用する方法で、肌の表面に微細な穴を開けることで、肌の自然治癒力を高める治療法です。薬剤を組み合わせて使用することもあり、肌の奥深くまで薬剤を浸透させることでより高い効果が期待できます。

ポテンツァとダーマペンの違い

肌に針を刺す方法と薬剤の導入方法

ポテンツァとダーマペンはいずれもマイクロニードルを使用した治療法という共通点がありますが、高周波を使用するのはポテンツァのみという点が大きな違いです。高周波の熱エネルギーが痛みに感じることがあるので、ダーマペンよりもポテンツァの方が痛みを感じやすいといわれます。

また、薬剤を導入する方法も異なります。ポテンツァには、独自の「ドラッグデリバリーシステム」が備えられており、薬剤を肌の深くまで浸透させることが可能です。ダーマペンも薬剤を用いることはありますが、同様の機能はありません。

期待できる効果

ポテンツァとダーマペンは、期待できる効果にも共通点があります。ニキビやクレーターになったニキビ跡、シワやくすみなどの改善効果は、2種類どちらにも期待できます。しかし、赤ら顔やたるみの改善はダーマペンでは難しく、これらの治療はポテンツァの方が適しています。

また、同じ効果が期待できるとしても、ドラッグデリバリーシステムがあるポテンツァの方がダーマペンよりも高い効果が得られることがあります。

かかる費用の違い

一般的に、ポテンツァよりもダーマペンの方が1回あたりの費用は安くなります。どちらの方法も複数回受けるのが基本となりますが、同じ治療でもポテンツァの方が効果を実感しやすいため、施術回数が少なく済むことがあります。

ダウンタイムの期間

どちらもマイクロニードルを肌に刺して穴を開ける治療なので、数日ほどダウンタイムが発生します。

ポテンツァで照射される高周波は止血効果があるので、ダーマペンよりもダウンタイムが短く済むことが多く、通常2日程度のダウンタイムで済みます。一方、ダーマペンのダウンタイムの目安は、およそ5日なので、ダーマペンの方がダウンタイム期間が長くなりがちです。

ポテンツァかダーマペンを選択するには

ポテンツァとダーマペンは似ている施術方法なので、どちらを受ければいいのか迷ってしまうことがあるでしょう。そのような場合は、向いている人の特徴を知っておきましょう。

ポテンツァが向いている人

ダーマペンでは対応できない、たるみや赤ら顔の改善を希望している方は、ポテンツァがおすすめです。また、広範囲にできたニキビ跡や毛穴の開きを改善したい人も、ポテンツァの方が向いています。また、高い効果が期待できる方法なので、できるだけ施術回数を少なく抑えたい方も、ポテンツァを選ぶといいでしょう。

ダーマペンが向いている人

ダーマペンはポテンツァよりも1回あたりの費用が安く済むので、コストを抑えたい方に向いています。ポテンツァは高周波を照射するため、ダーマペンよりも痛みを強く感じるので、痛みが苦手な方はダーマペンを選ぶのがおすすめです。

ダウンタイムがポテンツァよりも長くかかることがあるため、時間的に余裕がある人にもダーマペンが向いているといえます。

効果や費用に合わせてポテンツァとダーマペンを選択しましょう

マイクロニードルを肌に刺してさまざまな効果を得ることができるポテンツァとダーマペンですが、施方法や期待できる効果、費用などさまざまな違いがあります。症状に適した方法が異なることもあるので、クリニックで最適な方法を選択してもらうのがおすすめです。SERA BEAUTY CLINICでは、オリジナルレシピの選べる薬剤と組み合わせたポテンツァを使用した治療を行っています。肌のお悩みや気になる症状がある方は、SERA BEAUTY CLINICへ一度ご相談ください。