ポテンツァプライムの初期使用経験(イメージ)

SERA BEAUTY CLINIC院長・世良融子は、2026年のASLS TOKYOで「POTENZA primeの初期使用経験からの考察」と題して発表しました。 この記事では、発表の概要と、院長がポテンツァと向き合ってきた経緯、施術設計で大切にしている考え方をまとめます。

ポテンツァプライムを検討している方や、「どんな考え方の医師が設計しているのか」を知ったうえでクリニックを選びたい方に向けた記事です。当院の施術内容はポテンツァプライム(恵比寿)の施術ページでご案内しています。

目次

  1. ASLS TOKYO 2026での発表の概要
  2. 院長・世良とポテンツァの歩み
  3. ポテンツァプライムで変わった点(要点)
  4. 院長が施術設計で大切にしていること
  5. 施術を受ける前に知っておきたいリスク・副作用
  6. よくある質問
  7. まとめ

ASLS TOKYO 2026での発表の概要

項目内容
学会名ASLS TOKYO
開催年2026年
演題POTENZA primeの初期使用経験からの考察
演者世良融子(SERA BEAUTY CLINIC 院長)

当院では2026年7月にポテンツァプライムを導入しました。本発表は、導入初期に実際の診療で使用するなかで得られた経験をもとにした考察です。

院長は発表当日、Instagramでこの日を振り返り、発表の日がPOTENZA primeのローンチと重なったこと、初めてPOTENZAを目にしたときの衝撃を今も覚えていることを書いています。ニキビ跡に悩んだ経験を持つ院長にとって、ポテンツァとの出会いが大きな転機だったことが、投稿の次の一文からうかがえます。

世良
これはニキビ跡治療を変える。院長Instagram(2026年7月1日投稿)より

同じ投稿で院長は、それまでのニキビ跡治療ではダウンタイムの長さや炎症後色素沈着、治療後に肌が硬くくすんだ印象になることが課題だったと振り返っています。そのうえで、プライムで肌悩みに合わせて使い分けられる29種類のチップ、進化したドラッグデリバリー、非絶縁チップ、長さの異なるXチップが加わり、一人ひとりの肌に合わせた治療設計の幅が広がったと述べています。

学会発表は、医師が自分の経験や考察を専門家の前で共有し、意見を交わす場です。新しい機器は、使い始めの時期にこそ「どんな肌に、どんな設定が合いそうか」を丁寧に振り返ることが大切だと、当院では考えています。

ASLS TOKYO 2026で登壇する院長・世良融子(院長Instagram 2026年7月1日投稿の動画より)
ASLS TOKYO 2026で登壇する院長・世良融子(院長Instagram 2026年7月1日投稿の動画より)

院長・世良とポテンツァの歩み

院長・世良融子とポテンツァの歩み
図:院長・世良融子とポテンツァの歩み

ニキビ跡の悩みから、初めてのポテンツァへ

院長・世良は、自身もニキビやニキビ跡に悩んだ経験があります。

ニキビ跡を改善したいと、さまざまな機械を試していたなかで、院長はSNSを通じてポテンツァを知り、大阪のクリニックで初めて施術を受けました。1回目から変化を感じ、ダウンタイムの少なさにも驚いたと振り返っています。別の動画でも、初めて受けたときはダウンタイムが1日ほどで、2〜3日ざらつきがあった程度だったと話しています。

※効果の感じ方には個人差があります。

大手美容外科での導入提案と学会発表

院長は2020年に品川美容外科に入職し、2021年には品川本院の部長を務めました。 この勤務医時代に、院長は院内でポテンツァの導入を提案し、実際に導入されました。施術のモニターを募って症例を重ねるなかで、医師の前で経験を発表する機会が生まれたと、院長は振り返っています。

世良
業者の方から「ちょっと学会発表しませんか?」っていう風にお声いただいて、そのセミナーだったりで発表する機会いただいて、あと韓国でも「学会発表してほしい」っていう声がかかって、するようになった。

今回のASLS TOKYOでの発表も、こうして日々の診療での経験を医師どうしで共有してきた取り組みの延長にあります。

開院後、そしてプライムへ

2024年にSERA BEAUTY CLINICを開院してからも、院長はニキビ跡や毛穴の治療を中心にポテンツァを使った治療に取り組んできました。 ポテンツァ単独での変化が頭打ちになる時期があり、そこで別の治療との組み合わせを考えるようになったとも話しています。組み合わせの考え方はトライフィルとポテンツァの併用で紹介しています。

話題の新しい機器でも、すぐに取り入れるわけではありません。プライムの導入にあたっても、院長はまず自分たちで確かめるという基準を持っています。

世良
新しい機械は一通りデモはしますね。今話題の機械だったり大体デモして、良かった場合は導入するんですけど、そこまでだなと思ったら導入しないですね。

プライムについても、2026年初めの動画で、院長自身やスタッフが施術を受けて確かめていると話しています。そのとき感じた痛みやダウンタイムについては、後半の「施術を受ける前に知っておきたいリスク・副作用」で紹介します。

ポテンツァプライムで変わった点(要点)

当院の施術ページに記載している内容をもとに、要点だけ整理します。

変わった点内容(当院施術ページの記載より)
Boost Mode薬剤がムラなく浸透しやすい薬剤導入の機能
絶縁・非絶縁チップ針先に熱が出る絶縁チップと、針全体で熱が出る非絶縁チップを使い分け
MLSチップ肝斑向け。表面と深い層に同時に働きかける2種類の高周波を1本に
Xチップ針の長さが0.5・0.75・1.0mmの3段階

表のとおり、変わった点の多くはチップに関わるものです。院長も、プライムの違いを「チップの種類」と、悩みに合わせた使い分けで説明しています。

世良
ポテンツァプライムっていう新しい機械も登場してるんですけれども、何が違うかってチップの種類なんですね。そのチップの種類の違いっていうのが肝斑が気になる、シミが気になる、ちょっとくすみが気になる、ちょっと毛穴が気になる、ニキビ跡気になる、目的に合わせて全てチップは変えていくんですね。

同じプライムでも、どの悩みに向けてどのチップを選ぶかで、施術の内容は変わります。

詳しい比較はポテンツァとポテンツァプライムの違い、機能ごとの解説はBoost Mode(薬剤導入)、肝斑(MLSチップ)、赤ら顔・酒さの各コラムをご覧ください。

院長が施術設計で大切にしていること

出力は高ければいいわけではない

ポテンツァの治療では、「強く打てば効く」と考えられがちです。院長は、出力の強さよりも、その肌に合った加減を大切にしています。高周波の熱が何のためにあるのかを、院長は次のように説明しています。

世良
出力が高ければいいってもんじゃなくて、高周波っていう熱を加えるのって肌の真皮層をやっぱり整えてあげるのが目的だけど、それをとんでもない熱加えたら焦げちゃうじゃないですか。

院長はこれを、お肉は強火で焼き続けると焦げてしまい、中火で時間をかけて焼くほうがおいしく仕上がることにたとえています。熱を加えすぎると、やけどや色素沈着のリスクが高まり、かえって肌がくすんで見えることもあると院長は説明しています。

チップ・深さ・薬剤・RF値を組み合わせて考える

同じポテンツァでも、設定によって施術の内容は変わります。院長は、施術内容を左右する要素として、針の深さ・薬剤・RF値を具体的に挙げています。

世良
やっぱポテンツァも本当に打ち方が超大事だから、針の深さだったり、あと薬剤を何使ってるか、RF値ね、高周波の値、どういう設定にするか。強ければいいってもんじゃないから。強ければいいって感じだと、色素沈着をするリスクもあるしね。

RF値は高周波の強さのことです。院長は、毎回肌診断機で肌の状態を確認したうえで、出力を調整していると話しています。

薬剤は肌の状態を見て選ぶ

導入する薬剤も、マックーム・ジュベルック・リジュラン・エクソソームなどから、毎回の肌の状態に合わせて院長が決めています。

一方で、薬剤を入れることがいつも正解ではありません。院長は、肌が元気がなくくすみが多い、栄養が足りていないと感じる方には薬剤導入のチップも選択肢になる一方、ツヤを出したい方は薬剤がなくても大丈夫だと話しています。

また、ポテンツァの前にハイドラジェントルやセラピールなどで毛穴の汚れを落とし、施術後にエレクトロポレーション(メソナJ)を同日に行うことがあります。

前回の経過をもとに次の設計を考える

設計は1回で決めて終わりではありません。院長は、前回の施術で肌がどう反応したかをもとに、次の出力や薬剤を考えています。

世良
前回はこの出力でこの薬剤で打ったらこういう変化が出た、すごい反応してるね、だったらもうちょっと一歩攻めてこうしてみようっていうプランニング

当院では、すべての患者様を院長が診察し、チップ・出力・針の深さ・薬剤を一人ひとりに設計します。施術(照射)は院長の設計に基づき看護師が担当します。

施術を受ける前に知っておきたいリスク・副作用

プライムの導入前には、院長自身やスタッフも施術を受けて確かめています。良い点だけでなく、痛みとダウンタイムについても率直に話しています。

世良
自分自身もスタッフもみんな受けてて、これはいいねって。ただしやっぱ痛いのと、ダウンタイムがいつもより長いぐらいかな

ポテンツァプライムは針を刺して熱を加える治療のため、施術後に次のような症状が出ることがあります。

  • 赤み・腫れ・熱感
  • 内出血・かさぶた
  • 色素沈着
  • ひりつき・ざらつき
  • 一時的なニキビ

施術前には麻酔クリームを使用します。症状の多くは時間の経過とともに落ち着いていきますが、経過には個人差があります。症状が長引く場合や、強い痛み・発熱がある場合は、すぐにクリニックへご連絡ください。

回数は4〜6週間に1回、3〜5回が目安です(肝斑・ニキビ痕は5〜10回)。経過はポテンツァのダウンタイムやポテンツァ後の赤みはいつまでもご参照ください。

よくある質問

院長はどんな学会でポテンツァプライムについて発表しましたか?

2026年のASLS TOKYOで、「POTENZA primeの初期使用経験からの考察」という演題で発表しました。

ポテンツァプライムの施術は院長が行いますか?

照射は看護師が担当します。すべての患者様を院長が診察し、チップ・出力・針の深さ・薬剤を一人ひとりに設計したうえで施術を行います。

ポテンツァプライムは従来のポテンツァより効果が高いですか?

悩みに合わせた細かな設計がしやすくなりましたが、効果が高いと言い切ることはできません。同じ機器でも、チップ・針の深さ・出力・薬剤・ショット数で施術内容は変わるため、カウンセリングで設定を医師にご確認ください。効果には個人差があります。

以前ポテンツァを受けていました。プライムに変える必要はありますか?

経過が順調であれば、無理に変える必要はありません。悩みの変化や経過に応じて、診察で設計を見直します。

まとめ

  • 院長・世良は2026年のASLS TOKYOで「POTENZA primeの初期使用経験からの考察」を発表しました。
  • 院長は自身のニキビ跡の悩みからポテンツァに出会い、勤務医時代に導入を提案。症例を重ねるなかで学会発表の機会を得てきました。
  • 当院は2026年7月にプライムを導入。院長自身・スタッフも施術を受けて確かめています。
  • 院長は「出力は強ければいいわけではない」と考え、チップ・深さ・RF値・薬剤を一人ひとりに設計しています。

当院のポテンツァプライムの施術の流れ・回数の目安は、ポテンツァプライムの施術ページでご確認いただけます。従来機を含むポテンツァ全般はポテンツァ(恵比寿)の施術ページをご覧ください。料金は診療メニュー&料金ページをご覧ください。

ご予約・ご相談は、WEB予約、公式LINE、お電話(03-5422-3607)から承ります。SERA BEAUTY CLINICは恵比寿駅から徒歩すぐ、完全予約制です。

この記事の監修

SERA BEAUTY CLINIC 院長 世良 融子(せら ゆうこ)
2018年 川崎医科大学卒業/川崎医科大学附属病院勤務。2020年 同附属病院 泌尿器科学 臨床助教、同年 品川美容外科入職。2021年 品川美容外科 品川本院 部長。2024年 SERA BEAUTY CLINIC 院長。
所属学会:日本美容外科学会、日本抗加齢医学会、日本泌尿器科学会
主な学会発表・講演:2022年8月 第40回日本美容皮膚科学会総会・学術大会 講演「マイクロニードルRF治療機POTENZA導入後の当院での治療実績」/2023年5月 KALDAT(韓国レーザー皮膚毛髪学会)発表・パネルディスカッション

【自由診療・未承認医療機器等について】
・当院の治療は保険適用外の自由診療です。
・本記事で紹介したポテンツァプライム(POTENZA PRIME)など、ポテンツァによる治療で用いる医薬品・医療機器は、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていません。
・本記事で紹介する機器・医薬品には、ほかにも国内で未承認のものが含まれる場合があります。
・効果・ダウンタイムには個人差があり、リスク・副作用については診察時に医師が説明します。

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